「10÷2=5」
であることを用いると、「5」の掛け算が非常に簡単になります。
百聞は一見にしかず、ということで計算例をみてみましょう。
例1
168×5
= 168×2×5÷2
= 168×10÷2
= 1680÷2
= 840
あるいは次のようにしても同じです。
例2
168×5
= 168÷2×5×2
= 84×10
= 840
ただし下側の方法だと、かけられる数が奇数の時には上手くいかないので注意が必要です。
この計算術をいくつか応用してみましょう。
応用例1
73×50
= 73×100÷2
= 7300÷2
= 3650
応用例2
64×0.05
= 64×0.1÷2
= 6.4÷2
= 3.2
応用例3
218×105
= 218×(100+5)
= 218×100+218×5
= 21800+218×10÷2
= 21800+2180÷2
= 21800+1090
= 22890
10÷2=5という、小学校の算数レベルの割り算を応用することで、「5」の掛け算が非常に簡単になりました。
今度は逆に「5」で割り算をする場合を考えてみましょう。
「5」で割ることは、10で割って2をかけることと同じですから、次のように計算できます。
例3
1250÷5
= 1250÷10×2
= 125×2
= 250
もちろん、割り算と掛け算の順番を変えても変わりません。
例4
1250÷5
= 1250×2÷10
= 2500÷10
= 250
たいていの計算は、下のように2を先にかけた方がうまくいきます。
例5
735÷5
= 735×2÷10
= 1470÷10
= 147
例6
9405÷5
= 9405×2÷10
= 18810÷10
= 1881
「5」の割り算が驚くほど早く正確になりますね。
同じようにして「25」の掛け算・割り算もすばやく計算できます。
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